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胃がん


胃がんの診断と治療
愛知病院には毎年約200人の胃がん患者さんが受診されます。
今まではピロリ菌が感染している人に胃がんが多くみられましたが、最近ではピロリ菌除菌治療後の胃がん(胃がんの20~30%)やピロリ菌未感染の胃がん(胃がんの1%)も見かっています。ピロリ菌感染、除菌治療後、ピロリ菌未感染の胃がんは発生部位や形態などに差がみられ、診断・治療の際に注意する必要があります。
当院での胃がんの診断・治療について、説明させていただきます.


胃がんの診断

内視鏡検査の目的は胃がんの深達度と範囲を診断することです。当院の内視鏡検査は以下の2種類の方法を用いて行っています
  1. NBI併用拡大内視鏡検査
  2. 酢酸・インジゴカルミン併用内視鏡検査

NBI併用拡大内視鏡検査は粘膜の表層の血管や粘膜模様から胃がんの範囲を決定します。一方、酢酸・インジゴカルミン併用内視鏡検査は胃がんの部位がインジゴカルミン(青色の色素)に染まらないことを利用して診断しています。
また、胃透視は深達度・範囲を明確にし、胃の切除部位を決定するために行います。深達度が分かりにくい場合には超音波内視鏡も併用しています。
CT検査、エコー検査、血液検査(CEA・CA19-9)により、リンパ節転移や肝臓・膵臓・肺などへの転移の有無についても確認します。

胃がんの内視鏡治療

胃癌治療ガイドラインによると、分化型の粘膜がんで潰瘍を伴わない2cm以下の胃がんは内視鏡治療の絶対的適応とされており、内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)を積極的に行っています。最近では、内視鏡技術の向上に伴い、2cm以上の大きさの症例、潰瘍を伴う症例にもESDを行っています。ESDの年間の件数は、約50件です。

胃がんの手術

従来の標準的手術に加えて、早期胃がんに対して腹腔鏡下手術にも積極的に取り組んでいます。

胃がんの化学療法

標準的な抗がん剤治療に加えて、JCOG(日本臨床腫瘍グループ)および愛知県がんセンター中央病院、名古屋大学付属病院などのグループと臨床治験を行っています。

胃がんの緩和医療

緩和ケアの医師・スタッフとともに、外来・入院などさまざまな方法で治療を行っています。

胃がんの予防

内視鏡検査で胃炎と診断された場合にはピロリ菌の有無を確認し、ピロリ菌がいればピロリ菌を除菌治療することが推奨されています。胃がんの予防の観点から考えると、ピロリ菌感染者はピロリ菌の治療を行ない、その後も定期的に胃の検査を行うことが大切です(除菌治療後にも胃がんが見つかることがあるため)。